2007年 12月 25日

フローチャート

フローチャートは、図を用いて業務の流れを表記したもので、内部統制報告制度においてはいわゆる3点セット(業務記述書、フローチャート、リスクコントロールマトリクス)の1つを構成するとされるものです。
内部統制報告制度におけるフローチャートは、財務報告の観点から記述されることになるため、取引の開始から総勘定元帳への記帳に至るまでの一連の流れを図表化して、組織の各プロセスについて、取引の流れ、会計処理の過程を整理し、理解する助けとなるものです。
フローチャートは業務記述書とは異なり、図で表記しているという特徴から仕事の流れの全体像を俯瞰することができるため、財務報告上のリスクがどの部分に存在するのかを分析することが一般に容易になります。
フローチャートの特徴は視覚化にありますから、業務の流れを理解しやすくするため、予め使用する記号を定めたうえで作成します。記号を決めるにあたっては、産能大式フローチャートのように一般に決められた記号にとらわれる必要はありませんが、直観的に理解しやすい記号を用います。

FC.jpg作成するフローチャートは、財務報告のための情報の作成過程が記載されます。作成過程におけるリスクやコントロールが存在する箇所を明確にし、リスクコントロールマトリクスに記載されているリスクとコントロールがフローチャート上のどの箇所のリスクとコントロールを示しているのかが明確になるような記載を行います。
フローチャートは内部統制報告制度において必ずしも作成が求められているものではありませんが、リスクコントロールマトリクスのみ、あるいは業務記述書とリスクコントロールマトリクスのみしか作成しない場合には、内部統制の状況を把握するうえで理解が難しい場面があります。視覚化されたフローチャートを用いることによってリスクとコントロールの所在を分析することが容易になることから、フローチャートの作成は内部統制報告制度に対応するうえで非常に重要な位置を占めると考えられます。

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